平成30年弁理士試験合格者 大学別合格率ランキング
目次
平成30年弁理士試験最終合格者 大学別合格率ランキング
平成30年の出身大学別の短答試験合格率を計算しました。
言葉を変えると短答試験に合格しやすい大学ランキングです。
※受験者数が少ないと、正しい傾向をつかめない恐れがあるので、前提条件として受験者が30人以上の大学に絞ってランキングを出しています。
合格率が一位だったのは京都大学でした。
驚異の34.9%ということで3人に1人以上合格したことになります。1位から12位が全体の平均20.1%を上回りその他の大学は全体平均を下回った結果でした。全体的に国立大学が強いです。そのあとに有名私立大学が続く感じです。私立の中ですごく健闘しているのが日本大学です。
短答の合格率も最終合格率と同じで結構ばらけている印象です。
どこかの大学がとっても受かりやすいということはないようです。
弁理士試験の場合、受験生の大半が仕事をしているので仕事の忙しさが大きく影響しているからだと思います。すごく勉強の得意な人でも、忙しい会社で毎日終電まで働いている場合も考えられますし。
平成30年弁理士試験最終合格者 大学別合格率ランキング
平成30年の出身大学別の最終合格率を計算しました。言葉を変えると合格しやすい大学ランキングです。
【平成30年の出身大学別の最終合格率】
今回は志願者が30名以上かつ最終合格者が3人以上の大学をピックアップしてランキングを作成しています。
試験全体の合格率は7.2%です。
北海道大学が合格率1位で15%越えでした。
東京大学、京都大学が合格率が高いのは例年通りです。
勉強に対するスタミナが高く、勉強のコツが分かっているのでしょう。
それにしても弁理士試験に合格する人は名門大学の人が多いのですね。
10位以内に入ったのは慶應義塾大学を除くとすべて国立大学でした。
慶應義塾大学は司法試験の合格率も非常に高い大学です。
日本大学は短答の合格率が高かったのですが、最終合格率は低かったようでランキングには現れませんでした。
【昨年のランキングとの比較】
ちなみに昨年(平成29年)は以下の通りになっています。
このときは志願者が50名以上の大学をピックアップしているのでちょっと条件が違います。
まず全体的に今年は有名大学の合格率がめちゃめちゃ上がっています。昨年は10%を超える大学は東京大学のみでしたが、今年はかなり多くの大学で合格率10%越えがみられています。
今年1位であった北海道大学の合格率は昨年は低かったことから、あと一歩で落ちてしまった人が大勢いたのではないかと推察されます。本当の意味で出身大学と合格率の関係を調査をするためには過去5年間くらいの合格率の平均を取らないとならないのかもしれません。
当然ですが、弁理士試験は学歴不問ですので出身大学と合格率の関係は、傾向でしかありません。
しかし難関大学に合格した方は勉強のコツや忍耐力などが優れているため、合格率に違いがでてくるのでしょう。
ところで社会人受験となると大学受験の時と違いみんながみんな勉強だけしていればよいという環境ではありません。たまに合格するために仕事を辞める人がいますが、ごくまれです。
社会人が仕事しながら受験するのが一般的です。そもそも環境が人によってだいぶ違うんですね。
仕事が楽な人は勉強に時間を使うことができますし、ひとり身の人は休日はすべての時間勉強できますし。このため学習能力が他の人と同じと考えた場合、
①いかに勉強時間を作るかと
②持ち時間にどれだけ集中するか
が重要になってきます。
時間の使い方を工夫したり、勉強の気持ちを入れ替えたり、周りにサポートしてもらったりすることでどこの大学かにかかわらず合格をつかみ取ることが可能だと思います。
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