展示会のはなし 忙しくても展示会に行ったほうが良い4つの理由

2022年1月29日

展示会とは

展示会場の外観

東京ビックサイトや幕張メッセなどの大きな会場で、国内外の企業(出展者)がブースを設けて製品やサービスを展示します。会場はとても広いのですが、分野毎に近いエリアに密集しています。たいていの展示会は事前登録することで、招待券がもらえて無料で入場できます。

有名なものでいうと東京モーターショーと東京ゲームショーでしょうか?これらの展示会はB to C的な要素も強いのでご存じの方も多いと思います。しかしほとんどの展示会はBtoB向けといってよいでしょう。ビジネスをするもの同士が、商談やコミュニケーションを図る場所です。

展示会に行ったほうが良い4つの理由

出展者側の目的は、顧客の獲得になります。展示ブースを確保するのには結構なお金がかかります。その他にも製品、機材などの搬入、ブースの設置、終わった後の搬出など費用と手間がかかります。こういった費用や手間をかけたとしてもそれ以上のリターンがあるから出展をするわけです。

来場者側としては、新しい製品の情報収集や課題の解決が目的です。自分の職場を改善できるようなものはないか?を漠然と探す場合もありますし、来年度に導入を考えている装置を探す場合もあります。

わざわざ、遠い展示会場までいかなくてもインターネットで探せばいいんじゃない?

まあ、インターネットであらゆる情報が手に入る近年だとそういった意見もあるでしょう。
しかし以下の4点で展示会に行くことは有用です。

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1,探していない情報が入ってくる。

インタネットでは欲しいものを入力して、検索しますよね。 欲しいものを探すのであたりまえのことです。しかしこれでは思いもよらないものは見つかりません。一方で展示会は歩いていれば、目や耳に製品の情報が入ってくるので思いもよらない収穫があるのです。
実際に何気なく入ったブースで説明を聞いてみたら、存在自体知らなかった使えそうなものを見つけることができたこともあります。

2,その場で、質問できる。

ねじや板などの汎用品なら良いですが、新しい機能を持った製品をインターネットでいきなり買いませんよね。通常、説明を受けたり疑問に思った点を質問をして、吟味してから購入すると思います。担当の営業がいなかったり、自分が電話にでれなかったりで結構時間を食ってしまうことがありますね。
この点展示会の各ブースには出展企業の社員さんが立っています。興味がある製品についてその場で質問することができます。しかも展示している製品を担当してる社員さんが説明員として立っているのです。担当営業の方が説明してくれる場合もありますし、製品を開発した開発者に質問することもできます。1日の間に、説明を受けて疑問点を解消するところまで進めることができるので効率が良いのです。

3,実物を触れる、体感できる、動いているとこが見れる

展示会というからには、製品が展示されています。ごくたまにサービスの説明をパネルに書いて展示している会社もありますが大抵の場合は製品を展示しています。
特に装置は実物を稼働しながら展示している場合が多いので、机上のスペックだけではわからないそれぞれのパーツの動き方が見れます。自分の求めているものなのかわかりやすいですし、様々な装置の動きをみることで非常に勉強になります。

4,会場の雰囲気を肌で感じることができる。

普段、研究所で実験や打ち合わせをして地味に過ごしている開発者にとって展示会は、外向きで華やかなイベントになります。会社を出て、社会でどのようなことが行われているかを知る良い機会になります。
時に研究者は自分の目の前の仕事に夢中になりすぎて、物事を俯瞰できなく傾向があるように思えます。インターネットでも社会の動きや経済ニュースを見ることができますが、やはり自分の足で歩き、自分の目で見て感じた印象は最も正確なものだったりします。

私と展示会

私はできるだけ時間を作って展示会に行くようにしています。
4つの中では2番が最も重要だと思っていますね。やっぱり何年やっても分からないことだらけですし日々勉強です。手っ取り早く教えてもらえると実に効率的ですし、会話自体もとても楽しいです。
自分の分野に直接的に関係する展示会はもちろんのこと、あまり関係がない分野の展示会にもいくようにしています。業界が違えば、雰囲気も違うことが多く非常に勉強になるからです。
忙しくてそんなとこ行っている暇がないかもしれませんが弁理士さんにも非常におすすめです。写真やイラストでしか見たことが材料や装置を文章にするのは非常に難しいことだと思うので、具体的なイメージが形成できるのではないでしょうか。

その他

Posted by kisaragia