令和3年弁理士試験 論文試験の合格発表 合格率を予想してみた

2023年5月5日

弁理士試験論文試験の合格発表

11/25に特許庁から論文試験の合格発表がありました。合格者数は211名でした。
私自身は、論文試験で非常に苦労したので合格発表の日のことをよく覚えています。
最初のころは特許庁に見に行っていました。自分の番号はなくてがっかりしながら地下鉄で帰ったのを覚えています。その後は、インターネット経由で見ました。文字列検索で受験番号を入力して検索をかけると「見つかりませんでした」というメッセージとともに一瞬にして不合格を知ることになります。

令和3年度弁理士短答試験 大学別合格率ランキング(今年は難しかった。。。)

 

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論文試験の受験者数

気になるのは、論文試験の受験者数です。そのうち特許庁から正式に発表されますがざっくりと計算してみたいと思います。
論文試験を受けられる人は次の2パターンです。
①本年の短答試験に合格した人
 本年の短答試験の合格者304名
②昨年、一昨年に短答に合格して短答試験免除になった人
 これは弁理士試験志願者数から短答試験志願者数を引いた人数になります。
 短答試験受験者数は2,686名です。
 そして短答試験の受験率は82.4%ですので短答試験の志願者数は3,260名だったことになります。
  弁理士試験 志願者3,859名 ー  短答試験の志願者数は3,260名 =599名
つまり合計903名ということになります。
短答を受けて論文免除で口述試験を受ける人も理屈上いるので上記の人数は完全に正確なものではありません。ただしこのようなルートはかなり稀なのでこのことで上記の数字から大きくずれることはないでしょう。
また論文試験を志願した人のなかでどうしても受験できなかった人は論文試験の受験者数にカウントされません。なので903名よりも実際は数名少ないと思います。

論文試験合格率

それでは論文試験の合格率はどうだったのでしょうか?
論文試験合格者数211名÷論文試験受験者数903名×100= 23.4%です。
直近3年の合格率は以下の通りです。
 令和2年 25%
 令和1年 25.5%
 平成30年 23.9%
本年の合格率は例年と同等だと考えることができます。
倍率にして4倍、約4人に1人が合格です。 4人に1人 というと大学受験に毛が生えた程度でそれほど難しい試験ではないと感じる方も多いかと思いますが、短答試験を突破した人の中の 4人に1人ですし何年も勉強してきた人の中で 4人に1人 です。
本年の短答試験の合格者数のうち初回受験は75名です。
論文試験の受験者数903名の中でも初めて短答試験を受けて突破して論文を受けた人は75名しかいないのです。
初回受験の人でも1年間は勉強していると思います。
それ以外の人は少なくとも2年以上勉強していることになります。
簡単な試験ではないことは私自身も過去に痛感しています。

論文試験の難しさ

論文試験の一番の難しさは、どこが悪くて不合格だったのかわからないことです。
科目ごとに点数は通知されますが、科目の中でどこが悪かったのかわからないのです。
私もすごく自信があったのに不合格だった年がありました。
目立ったミスをしていないはずなのに、意匠の点数が足きりになってしまったのです。
合格していると思っていたのにこのような結果だったときは、なかなか次の一歩を踏み出すことができません。あれ以上の答案をどうしたら書けるのだろうと思ってしまいます。
ただこういった場合は自分の記憶と実際に答案用紙に書いたことが一致していないのかもしれません。正確に書いたと思っていたことが違う文言で書いていたとか、書いたつもりのものが抜けていたとか。
翌年同じように勉強して、そのときと大して変わらないレベルの答案を書いて合格できました。

調査

Posted by kisaragia