弁理士試験 論文用ボールペンについて

2023年5月5日

こんばんはきさらぎです。今日は弁理士試験 論文用ボールペンについて記載したいと思います。

4本のボールペン

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ボールペンの重要性

弁理士試験の論文試験の答案は、黒色か青色のボールペンか万年筆で作成しなくてはなりません。
当然ですが、鉛筆、シャープペンシル、消せるフリクションボールペンなどは使用することができません。
私は受験生になるまではボールペンなどどんなブランドがあるのか全く知りませんでした。
会社でもボールペンを使っていましたが適当に買ったものとか、展示会でもらったものを使っていました。
しかし弁理士試験の受験生になってから、特に論文を書くようになってからボールペンを見る目が変わりました。
弁理士試験では一日に特許実案で2通、意匠で1通、商標で1通 合計4通の答案を書かなくてはなりません。時間にして 特許実案で1時間、意匠で1.5時間、商標で 1.5時間 合計5時間
そして試験前には、毎週答練やらゼミやらで答案を書きまくることになります。
間違った選択をすると腱鞘炎になったり余計な心配が増えることになるので本当に重要な問題ですよ。
私のゼミにも、一時手が痛くなって書けない生徒がいました。
そこでボールペンにこだわるようになるのです。私だけではなく誰もが通る道だと思っています。

弁理士試験におすすめのボールペン

そんな私のおすすめボールペンは

 三菱鉛筆 JET STREAM(ジェットストリーム)

私は試験ではこれを使用して合格しました。
良いところとして特に以下の3点を挙げることができます。
 ①抵抗がなくスラスラ書ける
 ②インキの減りが少なく長持ちする
 ③速乾性でこすっても汚くならない

特に①が普通のボールペンと一線を画しています。
普通のボールペンの場合、まだインクが残っているのにかすれたり突然インクがでなくなることがあります。
ジェットストリームはこのようなことがなく最後まで安定して使用できるのです。
ちなみに100円~150円の安いやつがお気に入りでした。
なぜなら軽いからです。重いと長時間使用したときに疲れてきます。
ボール径は0.7mmと0.5mmで迷うところだと思います。
好みもありますが私の場合、0.7mmが最適でした。

軽くはないけど、これもグリップが疲れにくくて良かったです。
グリップにアルファゲルを搭載したJET STREAM

胴体部分が金属でできているので高級感がありますが、少々重いです。
グリップの柔らかさは、100円のものとは段違いです。また形状も湾曲しており確かに握りやすいものでした。
ジェットストリーム の唯一の弱点と言えるのは数年たつとグリップ部分がベタベタになってしまうことですがこちらのゲルでできたグリップはベタベタになりません。(責任はとれませんが、私の使用環境では5年間は大丈夫でした。)

ちょっと裏技

ご紹介したジェットストリームは、インクが途中ででなくなるリスクが低いのですがやはり不安なので数本用意すると思います。こんな時に3色タイプがおすすめです。
青と赤は試験には使わないので、すべてを黒のインクに差し替えましょう。
1色タイプよりもグリップが太いので、こちらの方が握りやすいという方も多いでしょう。

 ゼブラ サラサsarasa

初期、私がお気に入りだったボールペンがこちら

良いところとして以下の3点を挙げることができます。

 ・すごくきれいに字が書ける
 ・クリップが付いているから条文集に挟んだりできる
 ・JET STREAMと同じくらいさらさら書ける

こちらもインクがまだあるのに出なくなるということはなかったです。
水性だからでしょうか、答案がすごく綺麗に見えます。
またバネがついたクリップがついているのも特徴です。論文試験では複数の条文を確認しながら答案を作成することがあります。こんな時にクリップを挟むことができます。

ジェットストリームとサラサ の2つは古くから弁理士試験だけでなく司法試験でも使われてきたのではないでしょうか。
論文の勉強を始めた当初、私はジェットストリームとサラサを両方使ってみてサラサを選びました。
なぜなら本当に字がきれいに見えるからです。
しかしインキの減りが早くてコストが嵩んだこと、乾くのが遅くて、手で擦ったときに答案が汚れることがあることからJET SREAMに変更しました。
字がきれいでも弁理士試験では全く評価されないので、きれいに書ける特徴もメリットになりません。
仕事などで手書きで書面を作る場合はとてもおすすめです。

万年筆

知り合いの中にはすごく高い万年筆を使っている人もいました。
こちらは受験界では定評のある万年筆 

SAILOR セーラー プロフィット21

私は万年筆を試したことがありません。
なくした場合のショックが大きそうですし、ボールペンであれば忘れてもコンビニで買えますが万年筆の場合はそうもいかないからです。

答案構成用のペンはどうしたらよいか?

答案構成は、シャープペンシルを使っていました。
理由は消しゴムで消せるからです。時系列を検討する問題では、時系列のチャートを書いて考えると思いますが結構間違えます。こんな時に消せると便利なのです。
これをボールペンでやってしまうと、間違えた場合にごちゃごちゃになってお手上げになってしまうことがよくあります。
さらにこだわりとしては芯が0.3mmのものを使用していました。
理由は、文字が小さくなってもA4一枚に答案構成を収めたかったからです。
文字が小さいと間違えやすくなるのでは?と思われるかもしれませんが 文字の大きさよりも一覧性を重視したのです。
答案構成がA4一枚 にまとまっている方、答案に落とし込むスピードが速いですし、論述する順番を変えたりする場合も楽です。

問題文を読む際のマーキング

問題文を読みながら蛍光ペンや色ペンで、文章にしるしをつける受験生がいます。
これはゼミの先生の教えだったり、長年の失敗を自分で分析した結果編み出した方法だったりします。
凄い明確に、甲の行動は赤、乙の行動は緑といった感じで色分けしている方もいますし、単純に重要なところだけ蛍光ペンでしるしをつけている人もいます。
私は 重要なところにアンダーラインを入れる程度で、特に色分けはしていませんでした。
ペンを持ち替える時間がもったいなく感じましたし、あくまでも作品は答案用紙だと考えていたからです。